「褒めて育てるトレーニング」ご褒美も貰えて、トレーニングは楽しい!!

飼い主と愛犬、褒めて育てるトレーニング

 このサイトでは「褒めて育てるトレーニング」で勧めていきます。
全てに褒めると言うことでは無く、当然ですが悪いことをした時は褒めませんし、場合によってはキッチリと叱る事も必要です。

 人間も同じですが、褒められて悪い気分はしませんよね、犬も同じです。
群れで暮らす動物の習性だと思うのですが、犬はボス(ここでは飼い主・トレーナー)の喜ぶ姿を見る事が大好きです。これを利用した「良い事をしたら褒められる」を覚えさせるトレーニングです。

目 次

その犬を理解し、トレーニングを決める

 犬はそれぞれ性格や特徴が違います。全てに同じトレーニング方法と言うわけにはいきません。
それぞれの性格や環境をよく見極めて、トレーニングの方針を決めるべきです。

犬の性格を見極める

 犬の性格は犬種によるものや遺伝によるもの、個体によるものとそれぞれである。

犬種による性格は、グループ分けされたそれぞれの特性を持つため、それに合ったトレーニングが必要となる。
個体別による性格の違いは、同じ遺伝子を持つ兄弟犬でも違います。生後50日齢を過ぎる頃には、それぞれ個体別性格の差が出て来ます。人間の兄弟でも性格が違うように犬もそれぞれ性格が異なります。

トレーニングを行う環境と開始時期

 犬種にもよりますが、生後90日を経た頃がトレーニングに適した時期と言われています。

 生後90日に成る前、生後45日~90日齢「社会化期」ではトレーニングをしてはいけないのか?
この「社会化期」は重要な時期で、色々な知識を蓄積出来る時期なので、シャンプーや爪切り、掃除機や雷、花火の音、来客、人や車、川や海、山等を見せることも訓練の一環です。ただ、怯えさせたりトラウマになるような事は避けてください。

 トレーニングを行う環境ですが、飼い主(家族全員)がトレーナーであることを忘れないでください。
犬は「○○時~○○時までトレーニングの時間」を理解できません。犬と何時も一緒にいる飼い主が常にトレーナーであり、正しい教育を行う指導者であるべきなのです。「犬のトレーニングを始める前に」参照

褒めるトレーニング

 人間も犬も褒められれば嬉しいものです。やる気も出てきます。
犬が指示に従ったら、思いっきり褒めてあげましょう。「出来たら褒めて貰える」を覚えさせる事。

褒め方

 褒め方は「Good」「ヨシ」「いい子」「オリコウ」等ありますが、なるべく短い言葉で褒めるのが好ましく、複数使うのでは無く多くても二つ位の褒め言葉でトレーニングしてください。

犬が指示に従ったら時間を置かず高い声で微笑みながら、「いい子」とはっきり言いながら体をしっかりなでてあげる。

 これは褒め方の基本なんですが、犬によって褒め方が違う場合があります。
性格の明るい子には上記方法で良いのですが、気の弱い犬の場合いきなり大きな声を出すと怯えてしまったり、体を触られるのが嫌いな犬もいます。その場合は優しく褒めた方が良いでしょう。

犬が喜ぶ「褒め方」でトレーニングを進める事が一番効率の良いトレーニングです。

ご褒美を与える

 ご褒美はおやつやドッグフードを使います。犬が好きなものほど効果はあります。
特にアレルギーが無ければ、ジャーキーが良いと思います。ご褒美で使う量は、小指の爪半分位の大きさで十分です。あまり大きいとお腹にたまり飽きてくる犬もいるかもしれません。

 ご褒美を与えるタイミングは、褒めてあげるタイミングと同時が良いでしょう。
ご褒美を与えるタイミングは初めは褒めると同時から、慣れてきたらだんだん遅くに与え、最終的にはご褒美を与えずトレーニングを行う方法をとります。

 ご褒美の与え方は、ご褒美を指でつまんで与えると噛まれる恐れがあるので、手のひらにのせて与えるようにしてください。

指示に従うと良いことがある

 犬の性格や個性の違いにより、喜び方やどうされると喜ぶのか?が違います。トレーナーであり何時も一緒にいる飼い主なら犬の気持ちを理解することが出来ると思いますので、犬の気持ちに成ってトレーニングを行うようにしてください。

 「褒めて育てるトレーニング」は基本です。と言って、叱ることはイケナイ事ではありません。悪いことをしたら、威厳を持って、なるべく低い声だハッキリと「ダメ」「コラ」等で叱ってください。決して、名前だ叱らないでください。
基本的には怒られるような事はさせない

 犬はボス(トレーナー・飼い主)が喜ぶことを好みます。また、指示に従うことで褒めて貰えたりご褒美が貰える。「従う事により、良いことがある」と覚えさせれば、良いのです。人間も同じですよね!

飼い主と愛犬、褒めて育てるトレーニング

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