犬の老衰と死期
犬種により寿命が違いますが、個体差による寿命も違います。(犬の年齢・犬種による平均寿命)
犬が歳をとり、老犬になるに連れ足腰の筋力が低下し聴力、視力も低下します。これは人間も同じですが、視力低下の原因でもある「白内障」は人間の場合は治療は可能ですが、犬は治療することが出来ません。
この白内障の原因は老化、遺伝、糖尿病など色々あるようですが、犬は治療が出来ないので予防が必要です。白内障の進み具合を遅らせる事が出来るようです。動物病院で相談することをお勧めします。
犬の老化現象は、ほぼ人間と同じで体力が低下し食欲も低下します。若い頃に比べ食べる量が低下し、勢いも低下します。
睡眠時間も長くなり、お散歩に行っても歩く速度は落ち更に老化が進むとお散歩も行けなくなります。
犬も人間と同じで、病気にもかかりやすくなります。
老人特有な認知症、てんかん、糖尿病、などで、意外にも犬も癌になるんです。老いてくると体に腫瘍が出来やすくなります。もし腫瘍が出来たら動物病院で検査をお勧めします。
犬のてんかん
犬のてんかんは脳障害の病気で、普段は普通なのですが突然痙攣し、体中震え「ああ!もうダメなのかなぁ!?」って思ってしまうくらい衝撃的です。病気の症状は色々で、前に書いた症状は重い方でほとんど分からないくらいの痙攣で終わる事もあります。
てんかんになる原因は、はっきりとは分かっていないようですが、てんかんを鎮める薬もありますのでこれも動物病院で相談することをお勧めします。
犬の認知症
犬にも認知症はあり、症状も人間と似ています。
犬の認知症は重症、軽症や個体により若干違いはあると思いますが、一般的な症状は「同じ所をグルグル回る」「ヨタヨタ歩き壁などにぶつかっても先に進めない(回避出来ない)、挙げ句に無き騒ぐ」「何処でもトイレになる」「変な声で鳴く」「呼んでも反応が無い」等が上げられます。
ペット葬儀
ペットの火葬・葬儀は都会では知らないが、田舎では特に無く人間の火葬場裏で人間以外の火葬をまとめて行い、最終的に動物の慰霊碑にまとめて供養されるのが普通でした。
今ではペットの火葬・葬儀を行う業者も増え、お寺でも葬儀や埋葬を行う所が増えてきています。
写真はペット専門の葬儀屋で、火葬から埋葬まで行えます。和尚さんがお経を上げてくれて、火葬も丁寧で骨も拾え、最後は骨壺に亡骸を入れて終わります。後は人間と同じで49日、納骨、お盆、三回忌等の法要まで行えます。さすがに和尚さんが自宅まで来る事は有りませんが、しっかりした対応は安心できます。
確かにペットとの別れは辛いです。しかし昔とは違い、火葬場の裏でと言う事は無くちゃんとした葬儀でお別れが出来るので、比較的罪の意識は無く心から「ありがとう」の気持ちでお別れが出来ます。
納骨は場所によるとは思いますが、ここではしてもしなくてもどちらでも構わないそうで、個々のの供養(お墓)かペット専用の共同墓地(写真右)を選ぶことが出来ます。
ペットロス
ペットロスとはペットが亡くなる事によるショック状態を言います。またそれが重症化する症状を「ペットロス症候群」と言います。
ペットロスの原因には「自分に対する怒りや罪悪感」「溺愛からの死の否定や憂鬱」等が有ります。
これらのことはペットを飼う時点で「自分より早くに亡くなる」という自覚が必要です。また溺愛したくなる気持ちは分かりますが、ペットは確かに家族ですがそれ以前にペットだと言うことを忘れない事です。
ペットと暮らすにはペットの気持ちを理解する努力が必要です。蔑ろにすることで、亡くなった時の罪悪感は多少なりとも軽くなると思います。
先に書いたペットの火葬・葬儀も最近では人間並みに行われます。(業者による)私事ですが、和尚さんにお経を上げてもらうことで気持ちが楽になりました。
最近ペット用の祭壇も充実しており、お線香を上げることは精神的にも良いと思います。