犬のトレーニング用語「犬のトレーニングで使われる用語と解説」

犬のトレーニングで使われる用語と解説

 ここでは犬の訓練、トレーニングで使う用語を解説します。
用語の詳しい説明やその用語の訓練方法の説明が必要な場合は、別途順次投稿していきます。

トレーニング用語 【あ】行の解説

【あ】
仲良し、2匹でお散歩アイコンタクト

【アイコンタクト】
 飼い主やトレーナーが犬と目を合わせ、意識を通じ合わせ集中させる事。
サッカーではこのアイコンタクトを良く多用したり、解説などで耳にすることがあると思いますが、意味は同じです。互いの意思疎通を言葉ではなく、目を合わせることで通じ合わせることを言います。
 アイコンタクトはトレーニングの基本なので、別途詳しく説明(投稿)します。

【アクション】
 指示や命令に対する犬の行動を言います。
犬が走ったり、歩いたり、止まったりする行動の全部を言います。

【アジリティー】
 犬の障害物競走
人間の障害物競走と同じで、色々な障害物をクリアしてスピードを競う競技の事。

【アルファ】
 犬の群れのリーダー
人に飼育されている犬の場合は、その家の人、またはトレーナー

【アタッチメント】
 犬の口や耳、お腹、肢(てあし)等の敏感なところや全身を触る事。
犬もおとなしく触らせ、服従的な事。

【甘噛み】
 犬が本気では無く、じゃれて力を加減して噛む事。
興奮すると本気で噛んでくることがあるので、注意したり加減を覚えさせたりします。

【アルファ症候群=アルファ・シンドローム】
 アルファ症候群は権勢症候群とも言います。
本来家庭犬は人間がリーダーと認めるが、それを認めずまた自分がリーダーだと思い込み行動をしてしまう事。

【側対歩=アンプル】
 歩き方(少し早歩き)を言います。
左側の前足と後ろ足を同時に動かし、同時に地面に着く。次は右側の前足と後ろ足を同時に動かし地面に動じに着ける歩き方(小走り)。馬の側対歩協議があります。

犬の群れ、仲間、子犬
【い】

【威嚇】
 攻撃態勢の事。
実際の攻撃に移る前の姿勢、行動を言う。威嚇体制に入ると実際襲ってくる可能性が高いので、注意が必要。

【委託警察犬】
 一般家庭で飼っている犬を警察犬訓練し、警察犬としての要請があれば警察犬として仕事をする犬の事。

【陰性強化措置】
 体罰を使いながら行う訓練。

【う】

【ウェイト】
 犬に命令する「マテ!」の事です。
日本では「マテ」が一般的で、訓練の基本的な命令です。犬の復重心を養わせるための命令であり、冷静さを保たせる命令でもあります。

【ウォーク】
 歩くこと。(そのままです。)

【お】

【オビディエンス】
 服従訓練の事。

【オフリード】
 ノーリードとも言います。リード(手綱)を着けていない状態のことを言います。

【オペラント技法】
 犬のトレーニングを強制的に行うのでは無く、犬が自発的に行うように道具やおもちゃを使って訓練をする事。

【オペラント条件付け】
 犬がある事をすると、犬にとって良いことがある(おやつ、褒める)事を利用すること。

【音響シャイ】
 雷や大きな音を怖がる犬の事。

トレーニング用語 【か】行の解説

【か】

【カーミング・シグナル】
 犬同士、敵意を沈め争いごとを避けるために、目をそらしたり体をかいたり震わせたり、あくびをしたりしてその場を沈静化させようとする行為。

【カム】
 呼ぶこと⇒招呼(しょうこ) 呼び寄せること。

【カラー】
 首輪

【緩歩(かんぽ)】
 常歩よりゆっくり歩くこと。
因みに常歩(常歩)とは、ゆっくり歩くと言う意味で、乗馬用語では常歩を(なみあし)と読む。

【ガード・ドッグ】
 人間に例えると、「ガードマン」の事。守衛犬または守衛(ガードマン)の助手。

【ガンシャイ】
 ピストルの音を極度に嫌い、敏感に反応してしまう犬。

【き】
脚側行進、服従訓練・トレーニング・基本訓練・お散歩

【脚側行進(きゃくそくこうしん)】
 基本的な服従訓練の一つで、人の左側の膝に犬の肩が平行して歩行する事。

【脚側停座(きゃくそくていざ)】
 脚側行進からの歩行を停止し、犬がその位置でお座り状態に成る事。
犬を招呼して停座させる場合、招呼した人の後ろを回って左に停座する。

【強制トレーニング】
 犬が嫌がることを避けるためや、ある行動をさせるために強引に訓練する事。

【キャンター】
 駆け足の事。

【ギャロップ】
 襲歩(しゅうほ)とも言います。犬の最も早い歩き方(走り方)の事。
ギャロップには、シングルサスペンション・ギャロップとダブルサスペンション・ギャロップの2種類があります。

【く】

【クリッカー】
 押すとカチッと音が出る道具の事で、この音と犬の動作を条件付けて訓練する。

【クレート】
 持ち運びが出来るキャリーケースの事。

【クレート・トレーニング】
 狭いケースの中でもおとなしくしていられる訓練で、「ハウス」の躾と同じです。

【クローズ・アクション】
 歩く(ウォーク)または早歩き(トロット)の時、後肢(うしろてあし)が接近してしまう歩き方の事。

【クロッシング・オーバー】
 犬が歩く際に前後手足のいずれかが交差してしまう不正な歩き方。

【グッド・シチズン】
 イギリスのケネル・クラブ提唱される家庭犬の基本的服従訓練を修了した犬に与えられる称号。

【け】

【権威症候群】
 「権威症候群」は「権勢症候群」または「アルファ・シンドローム」とも言います。
自分がリーダーであると思い、その優位性を保つために攻撃的な行動やわがままな行動を取ってしまう犬。

【ゲート】
 歩く速さや歩調。

【こ】

【交差歩様】
 クロッシング・オーバーの事。
犬が歩く際に前後手足のいずれかが交差してしまう不正な歩き方。

【硬性】
 「ハード」と同意語で、外交的で人見知り(犬見知り)しない事。

【古典的条件付け】
 パブロフ型条件付けとも言います。
例えばベルを1回鳴らすとおやつの時間、2回鳴らすと食事の時間のように学習さする。

【コンパニオン・シップ】
 人間との仲間意識、伴侶

【コンパニオン・ドッグ】
 家庭犬の訓練試験の事。JKCでは愛玩犬グループを言います。

トレーニング用語 【さ】行の解説

【さ】

【サイド・ワイズ・モーション】
 横に揺れる動作、横に揺れて歩く様。

【サスペンション・トロット】
 フライング・トロットとも言う。
後方に蹴り出した前足と前方に降り出した後ろ足が交差する瞬間に、地面から浮く状態のトロット。

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