トイ・プードル 「トイ・グループ」
プードルにはサイズがスタンダード・プードル、ミニチュア・プードル、トイ・プードルの3種類があり、国内では飼いやすさから一番小さいトイ・プードル「トイ・グループ(愛玩犬)」が人気があり、犬種の中でも常に上位三位に入る人気ぶりです。
プードルの歴史と原産地
プードルはフランスが原産地と言われていますが、その説は定かでは無くドイツやロシアが原産地とも言われています。犬種名であるプードルはドイツ語で「水中で音を立てて泳ぐ様」と言う意味の「プーデル」が語源とされています。
トイ・プードルは鳥猟犬のスタンダード・プードルを小型改良した犬で、ルイ16世の時代にはトイ・プードルが確認されていたと言われています。
プードルは古くからイギリスでトリュフ堀りに使用されていたと言われています。
プードルは頭が良く、躾がしやすい犬として知られ、サーカスや調教に使用された。また、スタンダード・プードルは泳ぎも得意で広く猟犬として使用されていた。
スタンダード・プードルのドッグショーで見るカットスタイル「ショークリップ」は、水中での抵抗を少なくしたり保護・安全性のためから生まれたカットです。
昨今トイ・プードルより小さな「ティーカップ・プードル」が流行っているが、無理に小振りにしているため健康上支障がある犬もいるので注意が必要です。
やっぱり、トイ・プードルは「テディベアカット」が可愛い!
トイ・プードルの人気は私の知る限り、ほぼ上位3位以内に入っていると思います。
プードルは夜間のトリュフ堀の時、犬の居場所が分かるように白毛のプードルを作ったとも言われています。
毛色の人気は時代と共に変化があり、シルバーからブラックそして近年では「テディベアカット」と呼ばれるカットが流行り、このカットに似合う茶系に人気が集まっている。
プードルの毛はシングルコートでクルクルとカールした毛質です。
抜け毛が少ないため、部屋を汚すことはほとんどありませんが、以外に毛が伸びるのが早いためトリミングの回数は多くなります。
トイ・プードルの概要
我が家ではM・ダックスを飼っていますが、お散歩などでトイ・プードルと出合うと「なんて足の長い犬なんだ!」と思っちゃいます。
体格説明
頭部
頭蓋(ずがい:スカル)は少し狭く丸みがある。目はストップ上にあり黒色で楕円形をしている。ストップは小さいがハッキリして、頬は平らで鼻は発達し、縦長で鼻孔はは開いている。鼻の色は毛色により違うが、黒、褐色がある。
耳の付根は低く、頬に沿った長い垂れ耳で根元から先に行くほど広くなっている。
口吻(こうふん:マズル)は真直ぐで、頭蓋とほぼ同じ長さである。顎は口先が尖(とが)らず下顎の両側はほぼ並行で、咬み合わせはシザーズバイトです。
ボディ
頚(クビ)は長く均整がとれ、頭部を高く掲げている。肩は力強く傾斜し、肩甲骨(ケンコウコツ)と上腕の角度はほぼ直角である。
背(バック)は短く真っ直ぐで、胸は幅があり肋骨(アバラボネ)は張っている。腰は幅広く筋肉質で、脇腹と腹部は引き締まっている。
四肢
上腕の長さは肩甲骨(ケンコウコツ)の長さに等しく、骨量と筋肉はしっかりしている。
地面から肘(ヒジ)までの高さは体高のほぼ半分で、足先は小さく丸く引き締まっている。
肉球(パッド)は硬くて厚く、爪の色は黒か褐色をしている。
尾
付根は腰線上にあり、尾先は真っ直ぐ上を向いている。活動中の尾は斜めに上がる。
被毛
巻き毛の犬は被毛が豊かで、ウール状で弾力がある。縄状の被毛はウールのように豊かに密集しよれている。
毛色
毛色は基本、一色が原則。ブラック、ホワイト、シルバー、グレー、ブルー、アプリコット、オレンジなどがある。
購入、飼育に必要データ
下の表はプードルの飼いやすさの目安です。「状況判断」~「訓練好き」の6項目は5を満点とした指標です。
一般的に言われている情報からのデーターです。
個体別でも性格や感情が違いますので、大枠で見てください。
性格
賢くて飼い主に従順、遊び好きで訓練大好きな性格。
スタンダードは温厚で陽気、人間が大好きな性格。
掛かりやすい病気
皮膚疾患、流涙症、停留睾丸
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